2人を色で表現すると
僕は黒
私は白
そんな二人が合わさることで
生まれる グレー を結婚式とその先の
ふたりの人生のメインテーマに。
と、名付けられたお二人の
ウェディングコンセプト
「 SUPER GRAY / スーパーグレー 」
” グレーには幅がある。
濃いグレーもあれば薄いグレーも。
これから先の人生においても
2人の間にある様々なグレーを
共に楽しんでいきたい。
結婚式ではあるけれど、
華々しい瞬間だけでなく
これまでの様々な苦労や葛藤、
そんなふたりの人間らしい本当の姿を
大切なみんなにも知ってほしい “
そうお話をしてくれたのが始まりでした。
深く壮大で、お二人の世界観が詰まった
このテーマに結婚式を想い浮かべ、
どんな一日が待っているのだろうと
想像した日が今となってはとても懐かしい。
あれから結婚式当日を迎えるまで、
どれだけお二人の芯の強さに
驚かされたことでしょう。
ふたりの「夢」が詰まった一日を
叶えるために費やした時間と努力、
そのパワーは並大抵ではないなと
毎日毎日実感するくらい、
大量の資料が送られてきた日々。
愛加さんと健太さんが「結婚式」という
一日にかけた想いの強さは、
ここで綴る言葉や写真だけでは
伝えきれないかもしれません。
お二人と過ごした準備期間と、
あの日の記憶。
お二人と出逢えたことも
お任せいただきご一緒できたことも、
私にとっても全てが夢のような
幸せな出来事でした。
東京在住のお二人が
CASOで結婚式をと決められたのは
お日取りまで6ヶ月と迫った春のこと。
それまでほぼ1年間、
関東を中心に会場を探し回り
その間にもふたりのやりたいこと、
叶えたいことを考え続けた日々だったそう。
諦めたくないと最後の想いを込めて
探し続けた時にCASOを見つけたと、
とても長く想いのこもったメッセージが
届いたことを思い出します。
結婚式まで約半年というCASOでは
比較的短い準備期間であることと、
遠方にお住まいですぐには会えないこと等、
スタート時に感じた少しの心配も
始まってみれば2週に一度のペースで
お打合せを重ね、毎回数時間のお打合せが
たった5分に感じられるくらいの勢いで
お話を進めていたように思います。
ふたりのパワーとスピード、
発想力にいつも圧倒されながら、
今日はどんなお話が出てくるだろう ?
またどんな新しい構想が届くだろう ?
と、毎回ワクワクドキドキ
させてもらいました。
そんなお二人が創り上げた
お二人ならではの結婚式の一日。
CASOには6つの空間があります。
どの空間で何を行うかもお二人次第。
愛加さんと健太さんは
ゲストが目にし集うスペースそれぞれに
コンセプトを決め意味を持たせて
一つ一つの空間ごとに装飾も
ガラリと変化を楽しまれました。
妥協は一切しないお二人が
そこに辿り着くまでに
かけた時間は膨大で何度お打合せを
重ねたか思い出せないほど。
その都度お二人の結婚式に込める
想いの強さを感じられたこと、
「結婚式」に全てを賭けています !
と言わんばかりのその想いと情熱が
私は本当に嬉しくて、
お二人の頭の中にある全てを
いつも想像しながらワクワクが
止まりませんでした。
お二人は3つの空間に大きな意味を
持たせてそれぞれの装飾を施しました。
一つ目はお二人を表現する空間
BLACK and WHITE
真っ白なCASOの空間に
黒だけを用いたシンプルでありながら
ダイナミックな装飾を創りこみました。
ゲストの皆様にまず初めに過ごしてもらう
ウェイティングスペースとして、
お二人を感じてもらう場所として。
そんな風に、
装飾だけでなく全てにおいて
一つ一つに全力を注ぎ迎えた当日。
きっとお二人の想いとは異なるほどの
温かさも感じられた一日だったのでは
無いかと思います。
ふたりが創りこんだ空間に
ゲストの皆様が色を添えてくれて、
とても温かくて美しい一日だったこと。
その長い長い一日が
ゆっくりとスタートしました。
まだ少し緊張気味の愛加さん。
ドキドキすると言いながら
憧れだったドレスに身を包んだ
姿がとても美しかったです。
これは絶対やりたいと仰った
ご家族へのファーストミート。
この瞬間の親御さまの幸せそうな
お顔も忘れられません。
朝のお時間はたっぷりとご家族と
お過ごしになりました。
大好きなご家族と共にお話をしながらの
写真撮影で緊張も随分とほぐれたはず。
とっても愛くるしい笑顔で
クシャッと笑う愛加さんが可愛すぎて、
しばらく健太さんのことをほったらかしに
してしまったり。笑
1時間半ほどゆっくりと撮影をする
この朝の穏やかな時間が
CASOで過ごす最大の魅力でも
あるといつも感じます。
そうこうしている間に時間は
あっという間に過ぎ、
一人二人とゲストがご到着される
お時間となりました。
8割以上が関東から、
また海外からも足を運んで下さった
お二人のゲストの皆さま。
会場に入るなり、
男性陣も女性陣も皆さん口々に
「やり過ぎちゃう?笑」
「さすがすぎる!」
とけなしているかのように聞こえる
最高の褒め言葉を口にしながら
会場に足を踏み入れて下さっていました。
その言葉を聞いて、私もまたニヤリ。笑
待ちに待った総勢70名の
ゲストの皆さまとの一日が
はじまりました。
セレモニースペースとして
お二人が選んだのは一番奥の
いつもとは異なる空間で。
この場所を彩ること、
この場所にどんなレイアウトで
セレモニーをするかなど、
私たちも初めての空間づくりに
何度も検証を重ね、
新しいチャレンジもお二人に
させていただけたことが
とても嬉しかったことの一つでした。
白と黒の世界から
自然を感じる空間に。
緑とお二人がウェディングの
モチーフに選ばれた石を使い、
装飾されたセレモニー空間。
お式の時間、
高窓から差し込む光がキラキラと
自然の時間の流れも感じながら
とても温かいセレモニーとなりました。
同じ大学の同級生として出会ったお二人。
留学時期が同じで意気投合して
お付き合いがスタートし、
結婚までに至ったという
健太さんと愛加さん。
そんなふたりの結婚式は
たくさんのご友人に囲まれて
同窓会のようでもあり。
ふたりのことをよく知るゲストの
皆様が口々に語られるお二人の事、
本当に周りの全ての人に愛される
存在なのだろうなとしみじみ実感する
愛の溢れる時間でした。
お二人の結婚式は数えきれない
要望の数々でした。
それは当たり前のことであり、
ふたりが一生懸命結婚式に想いを込めて
ご準備を進めているからこそ。
その当たり前のこと一つ一つに
いつも必ずとても丁寧に感謝の気持ちを
言葉にして伝えてくれた愛加さんと健太さん。
お二人のことを簡潔にお伝えするのは
とてもとても難しい。
きっと時間を共にした人にはわかる、
そしてその全ての人がきっと好きに
なるだろうと思うお二人。
とても愛くるしくてまっすぐで
裏表のない可愛い愛加さん。
誰とでも仲良くなれて、
人に合わせることも得意。
優しくて賢くてセンスの詰まった健太さん。
一つのことに没頭すると譲らない、
ぶれない流されない。
最初に聞かせてもらったお二人像。
それから約半という準備期間を通して
本当に沢山のことをお伺いしながら
お二人の人柄に触れることができました。
今私がお二人のことを言葉にするなら、
こんなにも才能あふれる人が
どれくらいいるのだろう。
と思うのです。
仕事や美的センスだけではなく、
人としても。
一回り以上も年下であるお二人に
何度も驚かされ、ものすごいパワーを感じ、
生きる力をもらったようにも思います。
お二人との結婚式という「作品」創りは
本当に楽しかったです。
ふたりの結婚式を通じて、
私がこの場所で何をしたかったのか、
なぜCASOWEDDINGをつくりたかったのか。
改めてその答えが
わかったようにも思います。
そんなお二人に出逢えたこと、
CASOを選んで下さったこと、
大切な一日をここでご一緒できたことに
心から感謝しています。
お二人はどんな願いや希望を持ち、
どんな夢を持っているのだろう。
「結婚式」という大切な一日を
この場所でどう過ごし、どんな記憶を
残したいのだろう。
そんなことを思いながら
長い打合せ期間をご一緒して、
いつも最後にその答えを聞きそびれてしまう。
次に会った時には
二人に聞いてみたいなと思っています。
いつまでもいつまでもお幸せに、
また会える日を楽しみにしています !
大好きなお二人へ。
photographer Taku Yamamoto / es-mare
flowers Isao Nojiri / juuret
food maho_roba
h/m Junko Aoyama /muoto
mc Shizuka Nakajima
wedding planner Takako Sugata / idea faves
venue seaside studio CASO